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よいどれうさぎ

「神様も知らない」 高遠琉加

JUGEMテーマ:BL小説
《あらすじ》
若い女性モデルが謎の転落死!?
捜査に明け暮れていた新人刑事の慧介。
忙しい彼が深夜、息抜きに通うのは花屋の青年・司の庭だ。
自分を語りたがらず謎めいた雰囲気を纏う司。
刑事の身分を隠し二人で過ごす時間は、慧介の密かな愉しみだった。
けれどある日、事件と司の意外な接点が明らかに!!
しかも「もう来ないで下さい」と告げられ!?
隠された罪を巡る男達の数奇な運命の物語が始まる!!


高遠先生の新刊だ〜とわくわくしながら読んでみたのですが……何とこれ、続き物でした。
う〜〜〜ん。
あのですね〜、BLではこういうパターンに時々出くわすんですけども、続き物ならそうだってちゃんと言っといて? 頼むから。
続きものだったとしても買うのに変わりはないんですけど、一冊で完結するものだとばかり思って読んでたのに、最終的に続きものだってわかった時の徒労感っていったらないですよ。
小説を読むときはこっちもそれなりに精力を傾けて読んでるわけなので、そのエネルギーを見当違いの方向へ向けないためにも、情報をきちんと公開しといてほしいんですけど。
続きものだってばらしちゃうと、売り上げが落ちるのかなあ?
……まあ、今言った文句は作品の内容とは直接関係がないですけど、言わずにはおれなかったので言ってみました。

肝心の作品の内容ですが……高遠先生はBL作家さんの中でも一、二を争う好きな作家さんなのであんまり悪口は言いたくないんですけど、ちょっとこの話に関しては相性が悪いかもしれません。
同じ事件ものということもあって、雰囲気的には「世界の果てで待っていて」に似てます。萌えも控えめですし。
でも、こちらの方が暗いです。圧倒的に暗い
暗い話は結構好きなはずだったのですが、このダークネスっぷりは苦手な範囲かもしれない…。
司の過去とか何もわかっていない時点でこの感じだと、ここから先読むのが怖いです。

後ですね、このお話では受けの司が攻め(になると思われる)慧介以外の人間と肉体関係を持ってます。
そういうのが苦手な方はNGかもしれません。
ちなみに私はそういうのがとても苦手なタチです(笑)

それでは、以下ネタバレ。

まああの、「続き物なら最初からそう言え!」と文句を言ったものの、さすがに途中で薄々気づいてはいたのですよ。
終わりにさしかかっても事件は一向に解決しないですしね。
ただ、あとがきで高遠先生が「次回は慧介があんまり出てこない」と書いておられたので、少なくとも3冊以上は続くんだろうなと思うと、ちょっとね…。
主役があんまり登場しないのに、次回でお話が終わるなんてありえないじゃないですか。
この陰鬱な雰囲気のお話があと2冊以上も続くんですか、と思ってしまった。ごめんなさい!

こんなにダークな雰囲気のお話になっちゃうのは、主要キャラの半分が暗いからですね。
佐季(さき)と司の間にどんな出来事があったのかわかりませんが、根が楽観的な私は「君らもうちょっと明るく生きられないの!?」と思ってしまいます。
二人の過去がまだよくわかってないので、余計にそう思ってしまうんですよね。
でもなんか、きっとすごい過去が横たわってるんだろうな……早く知りたいような、知りたくないような

私がこのお話と相性がよくないと思ってしまったのは、佐季と司に共感しにくかったせいもあります。
二人とも「陰」の雰囲気を纏いすぎてて辛気臭く思ってしまったというのもあるし、司の行動が理解できなかったというのもある。
ぶっちゃけ、私は司が佐季に心を残してるのに慧介になびいていくのが納得できんのですよ
司の佐季に対する想いは、恋というより依存なのかもですが、それにしたってねえ。
このあたりは司の過去を知れば共感できるのかもしれませんが、今の段階ではちょっと無理でしたね。
しかし、佐季の方が輪をかけてわかりにくいかもしれないです。
この人ホントに司が好きなんですかね〜? 行動原理がまるで理解できなかった。
気まぐれに司のもとを訪ねて関係を持ってみたり、かと思えばモデルと入籍してみたり。
この辺もお話が進めば次第に明らかになっていくのでしょうが、現時点では謎だらけですね。

それに比べて、警察サイドのキャラのわかりやすいことと言ったら…
いや、慧介も流(ながれ)もすねに傷を持つキャラといえばそうなのですが、佐季・司とは対照的な存在に思えます。
ていうか私は、全編通して慧介よりも流に注目することの方が多かった(笑)
いくら主役とはいえ、流のこの強烈なキャラにはなかなか勝てないですよね〜〜。
アル中寸前の飲んだくれ刑事なのに、実は有能で、どうやら佐季と因縁があるらしい。
こんなバックグラウンドを持ってこられたら、目がそっちに行っちゃってもしょうがないですよね。
高遠先生もあとがきで書いておられましたが、彼は間違いなく受けですね。
今のところその予定がないのが残念ですが、もし受けるなら攻は日置検事がいいです!

流に比べると若干存在感が薄いように感じられた慧介ですが、それでも一ヶ所ドキッとするセリフがありました。

「神様が悪をぜんぶ退治してくれて、悪いことがひとつも起こらず、誰も苦しむことも悲しむこともないんなら、それって天国ってことだよな。
天国にいるなら、生きてないってことなんじゃないの?」

なんかこのセリフを読んだ時、呆然としてしまってちょっと悔しかったですよ(笑)
確かにそうだ。苦しみや悲しみと無縁の世界は、死後にしかやってこないんでしょうね。まあ、死後の世界なんて見たことないからわからんけども。
けど、この台詞を読んで、慧介はどうしようもなく愛されて育ったんだろうなあ、とも思いました
恵まれた家庭環境でなければ、この台詞は出てこない気がするな。
物心ついたときから苦しみ続けてるような人も世の中にはいると思いますけど、そういう人は何とかして苦しみから逃れたいって、そればっかり願ってるでしょうしね。

そんなわけで、あんまり自分には合わない話だったにもかかわらず、レビューしてみると結構長くなりました。
何冊続くのかわかりませんが、終わり方もそんなに明るい感じではないんだろうなあ。
まあ、一応続きも買ってみます。

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