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よいどれうさぎ

「FLESH&BLOOD外伝 王と夜啼鳥」 松岡なつき

JUGEMテーマ:BL小説
《あらすじ》
ビセンテに拉致され、フェリペ2世のいる王宮で暮らす海斗。
過保護で優しいビセンテとレオに守られ、憎い敵とわかっていても、二人に冷たくできない。
そんな時、レオが貴族の子弟たちが通う剣技学校で差別を受けて、ダンスを教えてもらえないと知ってしまう。
憤る海斗は、夜会で披露するダンスを、アロンソと一緒に教えることになり…!?
昼は、ビセンテやアロンソたちと稽古に励み、夜は、頭痛で眠れない王のために、海賊たちの活躍を語り聞かせる―――。
海斗が夏のスペインで過ごした、ジェフリーには秘密のエピソード満載!!
オール書き下ろしで贈る、待望のシリーズ外伝!!


これはよかった……!!
私は常々四六版ソフトカバーの本が嫌いだ嫌いだと言い続けておりましたが、これはよかったです。
松岡先生の安定感ある文章もさることながら、彩先生のイラストがもう、魂こもってました。
これは文庫サイズに縮小してしまうのはもったいないですね。
すごく幻想的な表紙でタイトルともぴったり合ってますし、海斗・ビセンテ・アロンソの3ショットってなかなか見ないですしね〜(ひょっとして初?)
口絵のジェフリー・ナイジェル・キットの3ショットも、いかにも16世紀のイギリスって感じで、ものすごく色遣いがリアルでした。ホントすごい。

四六版なのでやっぱり値段はそれなりにするんですけど、値段に見合う内容と装丁だったと私は思います。
やっぱり、値段が多少高くてもそれに吊り合う内容であれば気にならないんですよね。
逆にいえば、装丁も含めて内容がショボいと(爆)値段がお高めなだけに満足度が低めに抑えられてしまう、と。
これって結構リスキーな販売方法だと思うんですけど、それでもやるっていうのはそれだけ出版社側にうまみがあるのか、値段を高くしないとやってけなくなってるのか……まあ、どうであれ読者には関係のない話ですけどね。
ともあれ、これは四六版であろうと何だろうと買うべきだと思います

では、以下ネタバレ感想です。

舞台はスペイン。まだ海斗が拉致されてたときのお話ですね。
まだジェフリーが助けに来るまでは時間があるので、ビセンテも海斗に恋愛感情があると自覚するには至ってません。
なので甘さはほぼゼロなのですが、それでも読ませてしまう松岡先生はさすがですね
スペイン編の時は「ビセンテがいっぱい出てきて嬉しいな〜」と思う反面、早く海斗とジェフリーが再会できればいいのに…と頭の隅っこで思ってました。

けど、実際二人が再会してイングランドに戻ってしまうと、勝手なものでスペインの面々が恋しくなるのですよね。
考えてみるとスペイン編で好きじゃなかったキャラといえば、ラウルと海斗を船から突き落としたエスコバル神父くらいだったんだよな。
あとはほぼ全員魅力的なキャラだったので、ウハウハしながら読んでました。
特にビセンテ・レオ・アロンソ・フェリペ2世は黄金メンバーですしね

舞台はスペインではありますが、海斗が不眠症のフェリペ2世にイングランドで道化師をしていた頃のお話を聞かせるというシーンがあるので、イングランドメンバーも登場します。
しかしこうして見ると、ジェフリーとアロンソってやっぱり似てる
不快になるギリギリ手前の会話のうまさとか、気に入った相手ほどからかう傾向があるところとか、陽気で気さくな表面上の性格とは裏腹に、油断ならない打算的な面を持ち合わせてるところとか。
似てないところを挙げろと言われる方が難しいくらいですね。それでいてはっきりと違うキャラだと言えちゃうという…。
まあ、パラレルワールドとはいえアロンソは歴史上実在した人物ですから、ジェフリーとはまた違う存在感を放ってるのかもしれませんね。

アロンソが出てくるとやっぱりお話が華やかになりますよね。
レオとビセンテに踊りを教えるべく、海斗がアロンソと踊るシーンはとっても楽しかったです。
そしてアロンソに対抗意識を燃やすビセンテも
スペインでは緑の瞳をした人は特に嫉妬深いと言われているのですね……当たってる(笑)
レオが選抜組に選ばれたかどうかまでは描かれていませんでしたが、選ばれてて欲しいなあ。
たとえ選ばれてなくても、これだけ多くの味方を得られたレオは幸せ者ですけどね。

けど一番印象に残ったのは、最後のフェリペ2世の言葉かな…。
泣き王妃のアナへの想いを吐露する王の姿を見ていると、彼が今まで背負ってきた孤独の一端がうかがえてウルッときてしまいます
そしてそんな王の内面をただ一人のぞき得た海斗もすごいのかも……彼は基本的に善良で無邪気ですし、異世界からやってきたということもあって、どこかこの世の人間とは「違う」ということが無意識にわかるのかもしれませんね。

【既刊】
「FLESH&BLOOD 13」
「FLESH&BLOOD 14」
「FLESH&BLOOD 15」
「FLESH&BLOOD 16」
「FLESH&BLOOD 17」
「FLESH&BLOOD 18」
「FLESH&BLOOD外伝 −女王陛下の海賊たち−」
「FLESH&BLOOD 19」

「FLESH&BLOOD 20」
「FLESH&BLOOD 21」
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