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よいどれうさぎ

「COLD SLEEP」「COLD LIGHT」「COLD FEVER」 木原音瀬

JUGEMテーマ:BL小説
《あらすじ》
事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。
藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさを募らせる。
しかし藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして―――。

前々から読みたいと思っていたCOLDシリーズですが、ようやく読破いたしました。
なぜこのタイミングで読んだかというと、7月にこのシリーズの続編(番外編?)とおぼしき新刊が出るみたいだからです。
まだ詳しい内容はわからないので、不確定情報ですが…。
でもまあどのみち前から読んでみたかった作品なので、いいのです
モグモグ

ではでは、以下ネタバレ。


 
今までこのシリーズを読むのをためらっていたのは、どうやら痛くて苦しい話らしい…という噂を耳にしていたからですたらーっ
ダークな話は割と好きなんですが、木原先生の「ダーク」は巷で言う「ダーク」とは次元が違うことがたびたびあるので、ちょっと及び腰になっていました。
でも内容が気になる…と皆様方のレビューを読んでいるうちに、シリーズ通してのあらすじがほぼ頭に入ってしまいました(爆)
それじゃ本買う意味なかろうというツッコミもあるでしょうけど、事前にだいたいのあらすじがわかってても「つまんな…」という感じにはなりませんでした。
まあ、ネタバレ感想を読んでも大まかな流れがわかるだけで、細かいところとかは読んでみないとわからないですしね。

けど、この話は事前にあらすじを知っておいて正解だった。
透が藤島に暴力をふるうシーンがあるらしいというのも、この作品を手に取ることをためらわせた原因の一つですが、藤島の母親に関するエピソードが恐ろしすぎて唖然
ネタバレ感想を読んでもなお、この作品を読破するのに長い時間がかかったのは彼女のせいだったり…。
これ、ドラマCDにもなってるはずなのですが、藤島母を演じた人はすごい。こんなの、どうやって演じたらいいかわからんわ。

透が藤島を憎むきっかけになったのはこの母親似藤島がうまく反抗できなかったからなのですが、これは無理だわ…。
藤島は透よりも年を重ねていたけどまだ子供だったし、あれだけ母親の支配下に置かれて育てられていたら、逆らうなんてちょっと不可能です。
透も可哀想だけど、藤島も可哀想でした。
藤島が透を庇ってやれなかったせいで、透は完全に不貞腐れてしまいます。
(いや、そういう表現で済む話じゃないかもしれないけど、どんなに乱暴に育っても透の藤島に対する態度って「構ってちゃん」のそれなもんだから、つい汗

で、そうこうしているうちに事故を起こして記憶喪失になってしまった、と。
藤島が透の過去を口にしないわけ、透が好意を寄せても頑なにそれを拒んでいたわけですね。
透は色々あってやさぐれてしまい、けんかっ早くて粗暴な若者に育ってしまってましたけど、もし藤島家で虐待されずに育っていたら「COLD SLEEP」「COLD LIGHT」での透みたいに、優しくて素直な人になってたんだろうなあ。
「COLD FEVER」でなんとか二人の関係に決着はつきましたけど、それが記憶を失っていた頃の透の気配を全て抹消する、という形だったのが切ないですポロリ

透の危うい精神状態を考えれば、そうせざるをえなかったんだろうけど、あの優しくて素直で、ケーキ屋さんで働いていた透はもうどこにもいないのですね…。
記憶を取り戻した透も、形は違えどそういう心は持ってるはずなのですが、でもやっぱり記憶をなくしてた頃の透と、記憶が戻った後の透は別の人間ですよね。
藤島は、少なくとも透が記憶をなくした頃は、記憶をなくしていようといなかろうと「同じ」透だと思ってたみたいですけど…。
六年間も恋人同士として過ごして、いきなり透の記憶が戻って再び憎悪の対象になってしまったら、もう同じ人だとは思えないよなあ、普通はがく〜

「FEVER」は完全に透視点なので藤島の心情はよくわからないですが、その時の絶望って計り知れないんじゃないだろうか。
藤島はこの六年間、どんな思いで透の恋人でいたんだろう……泣ける泣き顔
恋人だった男の態度が180度変わっちゃっても、もう絶対に透のことは見捨てないって決めてるから、最後までそばにいることを選んだわけだけど、なかなかできることじゃないよね…。

幼少期の透は確かに不幸な生い立ちだったでしょうけど、少なくとも記憶をなくしてからこっちの人生は恵まれていますよね。
コンビニバイト仲間だった楠田とか、ケーキ屋の夫婦とか。もちろん藤島もそうですけど、いい人に巡り合えてますよ。
パティシエになった透も見てみたかったけど、まあ写真家になった透というのもいいんじゃないでしょうか。もともと望んでた進路ですしね。
シリーズ通して同時収録されていた、同級生カップルとの絡みもなかなかおもしろかったイヒヒ
透にあれだけズケズケものが言えるのは、黒川以外にいない気がする(笑) 彼らの話も結構好きでした。黒川が重くて(笑)
共同経営する事務所も、まあ派手で美味しいところは透が持って行っちゃうかもしれないけど、経理を黒川が握ってる以上、透側に乗っ取られることはなさそうですね。

というわけで色々とシリアスなお話でしたが、思ったよりも暗い気分にならずに読み通せました。
というかむしろ、思っていたよりも将来の希望を感じさせる内容で、さほど暗くはなかったなというのが正直なところ。
まあこれは、先にあらすじを予習していたからこその感想かもしれませんが。
 
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